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外国為替証拠金取引(FX)の運用で高配当を約束し無登録で金を集めたとして、投資会社「アライド」(大阪市中央区)の幹部らが逮捕された事件で、 同社がFX取引で利益をあげられず、投資資金のうち9割近くを失っていたことが大阪、高知両府県警への取材でわかった。府警などは、同社が顧客から集めた 金をそのまま配当に回す自転車操業を続けていたとみて調べている。
府警によると、同社のFX取引での運用は、「すご腕トレーダー」と称していた同社代表社員の杉本淑枝(としえ)容疑者(37)=金融商品取引法違反(無登録営業)容疑で逮捕=が担っていた。
捜査関係者によると、同社は顧客280人から約20億7千万円を集め、このうち約3億6千万円を07年9月~08年11月にFX取引に投資した。 当初の5カ月は続けて月間100万円前後の利益を出したが、08年2月以降は損失を出すことが増え、配当停止直前の昨年9、10月はいずれも約1億円の損 失を出していた。その結果、取引全体では計約3億2千万円を失い、手元には4千万円しか残らなかったという。
一方、顧客によると、杉本容疑者は昨年10月、高知市で開いた決算報告会で「投資運用純収益は6億3700万円」などと説明。この後、同社が顧客から約1億円を集めながら、FX取引への投資には回さなかった疑いがあると府警はみている。